「あいつが間違ってない、なんて、どうしてそんなこと、言えるんだよ。
なぁ、マコト。おまえはもっと、怒っていいんだ。あいつのことも、俺のことだって、怒って、憎んでいいんだ。
なのになんで、おまえが、窓ガラスと一緒なんて……壊されても仕方ないみたいなこと言うんだよ!」
陸さん。
陸さんが、僕の肩のあたりに、額を乗せる。
どうしていいかわからなくて、ボクはそっと、陸さんの頭に手をあてた。
「頼むよ……マコト。おまえは、世界にひとりしかいない。俺にとって、本当に大切なんだ。だから、自分に価値がないみたいな言い方、しないでくれよ」
そんなつもり、なかった。
自分に価値があるとか、ないとか。
そんなの、考えたこと、なかった。
ボクにとっては、周りのみんなが幸せに笑ってくれることが、大切で。
そのために、ボクにできることがあったら、嬉しくて。
なぁ、マコト。おまえはもっと、怒っていいんだ。あいつのことも、俺のことだって、怒って、憎んでいいんだ。
なのになんで、おまえが、窓ガラスと一緒なんて……壊されても仕方ないみたいなこと言うんだよ!」
陸さん。
陸さんが、僕の肩のあたりに、額を乗せる。
どうしていいかわからなくて、ボクはそっと、陸さんの頭に手をあてた。
「頼むよ……マコト。おまえは、世界にひとりしかいない。俺にとって、本当に大切なんだ。だから、自分に価値がないみたいな言い方、しないでくれよ」
そんなつもり、なかった。
自分に価値があるとか、ないとか。
そんなの、考えたこと、なかった。
ボクにとっては、周りのみんなが幸せに笑ってくれることが、大切で。
そのために、ボクにできることがあったら、嬉しくて。