つまりは、こうだった。

俺が入ってきたのは、ちょうど手術室からマコトが戻ってきて、いろいろと測定をし終わったところで。

家族や、吉田君たちは、戻ってきた医師から別室でマコトの状態を説明されていて。

たまたま手術中に点滴が漏れたから、入れなおすために点滴は外れていて、心電図や酸素は医師の指示を確認してこれからつけるところだった。

当然マコトは、まだ麻酔から覚めていなくて、意識がなかった。



今更ながら、俺はかなり、とんでもないことをしてしまったみたいだ。





陸side終