どんな顔して、父さんに会えばいいんだろう。

そう思ったけど、帰る場所はやっぱり、父さんのいる家しかなくて。

陸さんに抱きかかえられるように、ボクはなんとか歩いた。



どうして、父さんはボクに言わなかったんだろう。

実の子供として、育ててくれたんだろう。



本当のことが、知りたい。

ウソはもう、いやだ。



陸さんのこと、信じること、できない。