私と源喜さんの動きが、ピタッ止まる。




「あれ?ごめん……お邪魔だったかな?(汗)」



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ふすまの方に目をやると、來さんが気まずそうな顔をして、頭をポリポリとかいていた。




「すんげえ、邪魔」

「ごめん(汗)」


源喜さんは、そう言って私から離れ、また外に出て筋トレを始める。

私は小さな声で、「おかえりなさい」と、來さんに言った。

來さんは「ただいま」と言って、ニッと微笑んだ。




「紅子が来たんだって?」




來さんは、筋トレをやる源喜さんに話しかける。




「ああ。淡さん(淡牙)と一緒に来て、さっき帰った」