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「そういえばこむらさんのその詞、どんな感じなんですか?」

「気になりますか?」

「とっても!」

「みていいですよ、どうせボツですから」


はい、とこむらさんが私の手のひらにチラシを置いた。チラ裏…?


……

………


……………



「…これボツなんですか!? ひー!この描写、なんかエロイというか艶かしいというか、でも着物にも思えたり。もったいないですよ…」


「ありがとう、曲調に合わなさそうだからボツ。どっかで使える時がくるかもしれないですけどね。」


まぁ、だいたい使わないかなー、ってのほほんと答えるこむらさん。


「そういえば、こなちゃんはなんで京都に?」