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「こむらさんこそ、どういうジャンルなんですか?」
「俺ですか?多分ロックじゃないかなぁ…うん。」
「ロックなんですか…!?私もロックが大好きです!ライブとか誘われて行きますよ!ヴィジュアルも行きますし、ヘヴィメタも行きます!」
「結構がっつりなんだねぇ」
「えへへっ。音楽はいいです。大好きです。中でもグアイーズは愛してやまないんですよ!」
「え?じゃあグアイーズのライブも何度か?」
「あー…えっと、実は一度もないんですよね…」
今まで興奮して話してた彼女とは思えないほど、歯切れ悪く答える。ファン歴が浅いとか?
「どうしてですか?」
無意識に聞いてたいしまっていた。
「こむらさん、引かない…?」
「もちろん」
「引かないでくださいね…。」