後ろでは

「こなちゃん言っちゃったねー。」

「そうだな。」

「あれ、ヤッシー切り替え早いね?」

「こなみがスイッチ押して行きやがった。」


広角をあげて笑う。


「こなちゃんの番号、聞いとけばよかったかなー」

「次に聞けばいいんじゃないか?」

「ヤッシーも残念だね。」

「………」

「あれ、もしかしてヤッシー…」

「保親まじかよ。お前、今日持ってるやつプライベート用だろ?」

「うるせぇ!」


ゲラゲラ笑うタツとキョウ。


「お前ら、向かうぞ。あいつらついてるってよ、乗れ」


いつの間にか車に乗り込んでいた健吾。



ライブ終わったら、こなみにメールしよう。



そう決めた、こむらさんでした。