車の中でこむらさんと写真を撮ったり、

タツくんくんと撮ったり、

キョウさんと撮ったり、

タツくんの変顔をみたり、

今度はそれを撮ったり。


最後まで楽しく過ごさせてくれた4人。


すっごく楽しかった。


「笠賀さん、送って下さってありがとうございます!お兄さんにも、宣伝しときます。私もまたお寿司食べに行きますってお伝えください!」

「おーけー!小鳥遊ちゃん、マジおもしれぇ」


クックッ笑う笠賀さん。

今度、お兄さんにも名前考えよう。


「こなちゃん、また会おうね!」

「はい!またお会いしましょう!
あ、これはタツくんのプリクラです!」


ありがとうといってすぐに財布に直すタツくん。タツくんは財布に直すタイプなんですね!



「こなみ、約束忘れんなよ。」

「ばっちし覚えてます!みんなで勝負しましょうね!」

「ああ。」


私はこれはキョウさんに、と渡したらあとで見る、と呟いてポケットにいれた。

こむらさんはポケットか。


「こなちゃん。」

「こむらさん!」

「一日充実しました。今日のライブ頑張ります、ありがとう」

「うふふ、こちらこそありがとうございます!楽しんで下さいね!」

「これはこむらさんの分です!」

「ありがとう、あとで見る。」


「本当お世話になりました!」


背中を向けて駅に向かったそのとき、腕を引かれた。匂いでわかる、こむらさんだ。

「こなみ、またメールする。」


そう囁いて笑顔を向けた。


私も、待ってます、と小さな声で笑顔を返した。


今度こそ離れて、駅に向かう。