「間に合わないかもしんねーぞ、お前ら。」

「笠賀!いそげよ!!」

「急いでるわ!小鳥遊ちゃん、間に合わないから服そのままでいい?」

「えっ…」


着替えないとれいちゃんになんか言われるし、でも全部話せる気がしないし、汚しちゃうのも嫌だ。


「笠賀、止めてください。」

「なんや、保親。」

「俺に考えがあるんで止めてください。」

「了解。ちと、待っとけ」



笠賀さんが止められそうなとこに止める。


「こなちゃん、一回降りてください。恭弥、竜満も。」


2人はなにがなんだかわからないという顔をしておりてくる。


「こなちゃん、1番奥で着替えてください。2列目は俺が座るし、こいつらは1列目に座らせるから。誰もみないから安心して着替えて?一応、この車、カーテンできるから。俺ら前しめとくし。」

「こむらさん…ありがとう…!」


そのあとは向かいながら着替えた。


たまにタツくんが後ろを振り向こうとしてこむらさんが頭を叩く。


車の中は着替えにくくていつも5分で終わるのに15分もかかってしまった。


「もう大丈夫です!ありがとうございます!」