そして、わたしが三人のコーディネートうんうん考えてたとき、彼らも考えてたらしく、服を購入し終えていた。
「なんでサイズ知ってるの…!?」
「抱きついたときに測ったよ?」
さも普通かのように話すタツくん。
おかしすぎる…おかしすぎるよ…
もうタツくんに抱きつかれたくないかも…太ってもバレちゃうじゃん…
そして彼らが買ってくれたのは、ベージュのニーハイブーツに白のワンピ、ローズ系の淡いピンクのショートジャケット。
まさに女の子って感じの。
お三方の好みですか?そうなんですか?
そしてこむらさんが私に近づいて抱き締めるようにネックレスをつける。
どうせハートとか蝶々とかかなって思ってたのにまさかの葉っぱ。
しかも平行脈の葉っぱ。
この人たち、凄いかも。
「ふふっ。このタイプの葉っぱのネックレスなんてあるんですね!」
「たまたまありました。似合うと思いまして。」
「ありがとう、こむらさんっ
キョウさん、タツくんもありがとう!」
私はそれぞれの目をみてありがとうを伝えた。