「私が二人とも起こすから、こむらさん助けて下さいね…!」
「助けるんですか…ははっ」
「だってキョウさんとか低血圧っぽいじゃないですか…!」
「それはどうでしょうね」
ちょっともったいぶるこむらさん。
きっとタツさんはすって起きてくれそう
部屋に入って、キョウさんを先に起こす。顔を覗き込んで…あれ、キョウさんも顔綺麗ですな…ジェラシー
「キョウさん、キョウさん、起きてくださいな。朝ですよー」
「……スー」
起きてくれない…
私はキョウさんの布団を剥いだ。
キョウさんは一瞬ぶるっとしたが起きる気配はない。
仕方ない。よいしょ。
「え。こなちゃん…?」
私はキョウさんに跨った。
「…ウッ!」
えー!
「こむらさん、私そんなに重くない…!」
「あ、うん。大丈夫、わかってますよ。ふふ」
あ、昨日抱き抱えられてるんだ、2回も…!
「キョウさん、おーきーてー!」
ゆさゆさしながらわき腹をくすぐる。