「ヤッシーにベタベタだねぇ、こなちゃん。」

「可愛いでしょう?」

「まぁねー。でもヤッシーさぁ。女、うざかったんじゃないの?」

「こなちゃんは初めてのタイプです。多分、この子が好きだと思います。」

「でも、こいつ鈍そうだよなぁ」

「だねー」

「少しずつで俺はいいです」

「健気だね、ヤッシーも」

「つかこいつ気づいてんの?」

「いえ、ファンらしいですけど、顔はあまり記憶にないみたいです。」

「どういうこと、ヤッシー?」

「そのうちわかりますよ」

頭を撫でながら微笑むこむらさん。


「あ、キョウちゃん寝ないの?」

「話変わるなー、お前。寝れるわけないだろうが。保親が今日全部奢ってくれてるのに」

「まぁねー」

「あ、新曲できそうですよ」

「急だね、ヤッシー…」



そのあと、こむらさんがグアイーズの話をしてたなんて、夢の中の私は知らない。