「とりあえず、こなちゃん座ろう?恭弥、タツ、2人分詰めてください」
「はーい!キョウちゃん詰めてーっ」
2人が詰めたのを確認してこむらさんが座り、その横に私を座らせる。
「じゃあこなちゃんこなちゃん、僕らの紹介するねー!」
「あ、はい。お願いします!」
こなちゃんと呼ばれたことにびっくりしてしまった。
「僕の名前は あさひな たつみ!朝に比べる奈良と書いて"朝比奈"、難しくない方の竜が満足すると書いて"竜満"だよー!」
「朝比奈さん…?」
「竜満でいいのにーっ」
不満げに口を膨らます朝比奈さん。
「じゃあ…竜満さんで…」
「おっけー!じゃあ次はキョウちゃん!」
すごくいやそうな顔で私をみる。
「香月 恭弥」
「キョウちゃんマジ人見知りー!」
きゃはは!と笑う竜満さん。
「香月さん、よろしくお願いしますね」
私が軽く会釈すれば、どうもと会釈を返してくれた。
思ってるよりも、香月さんはいい人だと思う。