れいちゃんと2人だし。と、可愛い服を全く持ってきてなかったため、これでもか!ってくらい頭を捻って大人っぽい雰囲気に仕上げた。


こむらさんと歩いても大丈夫なように、だ



約束の時間を少しすぎてしまい慌ててホテル前まで行った。


「こむらさん…!」

「こなちゃん?ゆっくりでよかったの…に…」


え、え、ええ…!
こむらさん黙っちゃった…!
変だったのかしら……


「こむらさん…?」


完全に固まって口を覆ってるこむらさんに何度か声をかける。


「あっ ごめん。こなちゃん雰囲気変わったね。すっごく可愛いです…」


私の目をみて微笑んでくれる彼に一気に顔が熱くなる。


「あっう…こむらさん…顔見ないでください」


目を逸らして手で顔を覆う。