「で、こなちゃんはここで何してたんですか?」


「ホテルに戻ろうと思ったんですけど、私方向音痴なもんで…
迷ってしまった挙句、足が疲れたので休憩中だったわけです」


ちゃんと答える私。


「なるほど…じゃあ俺がお礼にホテルまで送ります。この辺なら頻繁にきてるのでそれなりにわかりますし」



こむらさんの提案を受け入れるか悩んだが、自分の方向音痴さを考慮した結果こむらさんの提案をありがたく受けることにした。



たくさんの荷物を持ってる私と、リュックだけのこむらさん。


こむらさんが手荷物を半分持つと言ってくれたが断ったら無理矢理半分かっさらった。


その上、歩くスピードも遅い私に、こむらさんは合わせてくれた。



優男すぎる。