「とりま並んで!!!」
「早く!!!お金いれちゃうよ!?」
「待て。おい。7人入れんの?」
「なんか入れないような気がする...」
「まぁ、並んでみよ」
「頑張って並べば入るよ?
あと全身選択すれば撮れる」
「あ、その手があるか」
でも一応ぎゅうぎゅうになりながらも
画面に収まることができて
...まぁ、安定の女子軍は
慣れてるからポーズ撮るよね
...私もだけど
「落書きしていい?」
「あ、じゃあ私もー!」
落書きは桃菜さんと萌さんに任せて
一旦私たちはゲーセンから出ることに。
「...本当は撮りたくなかったんだけどな」
「え?和、どうして?」
「う、うぉっ!!!結っ!!!」
「ねぇ、どうして撮りたくなかったの?」
「...っ」
途端に顔が赤くなる和。
え?どうして?
「だ、だって...
女子とぎゅうぎゅうとか恥ずかしいじゃん...」
「!!!」
...可愛い
...すっごく可愛い
和じゃないみたいに可愛い
「...和、かわいーねー」
「んなっ...!?か、可愛くねぇよ!!!!」
そう言って、更に顔を真っ赤にさせる和
どうして?可愛いのにな
微笑む私と、つぶやいた和
「...好きな奴に可愛いって言われても
嬉しく...ねぇよ」
その声は、誰にも届かないまま