今度はしっかりと手を繋いで、万里と瑞希は歩いていた。
自分が突然去ってしまい、きっと驚いているであろう、きのこ部の模擬店へむかっている。
あの美味しそうなきのこ鍋は、冷めただろう。
まだ熱いものが食べられない瑞希にも、きっとちょうどよく‥‥いや、それ以上に冷えているに違いない。
「瑞希さん、さっきのお店まで戻りましょうね。」
「はーい!」
素直に返事をした瑞希に笑いかけ、万里は進む。
隣から、「いちょうさん いちょうさん ギンコールサン♪」と、瑞希のよくわからない歌が聞こえ、思わず吹き出した。
自分が突然去ってしまい、きっと驚いているであろう、きのこ部の模擬店へむかっている。
あの美味しそうなきのこ鍋は、冷めただろう。
まだ熱いものが食べられない瑞希にも、きっとちょうどよく‥‥いや、それ以上に冷えているに違いない。
「瑞希さん、さっきのお店まで戻りましょうね。」
「はーい!」
素直に返事をした瑞希に笑いかけ、万里は進む。
隣から、「いちょうさん いちょうさん ギンコールサン♪」と、瑞希のよくわからない歌が聞こえ、思わず吹き出した。