「若月☆☆」

「きゃっ…」

背後から誰かに抱きしめられて、思わず声をあげた。

「宇津栗…痛いわ」

「ごめんごめんっ☆☆若月に会えたのが嬉しくて」

「…//」

あたし…若月は、只今10歳。そして、宇津栗も同じ10歳。

幼なじみとかいうやつよっ☆

「そーいえば、宇津栗って学校に行っちゃうんだよねぇ…」

「あー、うん」

「寂しいなぁ」

「…ありがとう♪でも、休みの日には若月に会いにくるよ」

「当たり前だわっ♪♪」

あたしは、何気に宇津栗に想いを寄せていた。

まぁ、宇津栗は気付きもしないけど。