何故、1人で行きたいのかというと…その理由は、金城正輝様♪♪♪

「正輝様♪」

「あぁ、中月ちゃん…。」

「正輝様、今日の収穫はどうでしたの?」

「…駄目だったよ」

「…私が買いますわ!!」

「駄目だよ、中月ちゃん。君に売るなんて…」

「良いの、私がほしいの」

そう言って私は、野菜に手を伸ばした。

「中月ちゃん…」

「正輝様の役にたちたいのっ!!」

「ありがとう…でも、もう辞めようよ…上級貴族と貧民農家なんて、世間が許さない。」

「私は、身分に関係なく正輝様と一緒にいたいの!!」

「僕だって君と一緒に居たいよっ!!…でも、僕は君の分までお金を稼げる余裕がない…。」

「お金なんて関係ないっ!!」

「関係あるんだよっ!!良い所で育った君には分からないだろうけど…愛だけじゃ生活は出来ないんだ」

「…じゃあ、せめて今晩だけはっ…!!」

「…?」

「私を抱いて下さい」