今日はバイトがない日。 だから夜ご飯を食べてから自分の部屋ですることもなく、ごろごろとしていた。 すると、部屋のドアからノック音が聞こえた。 「愛、お父さんがケーキ買ってきたけど食べる?」 ドアを開きながらお母さんが顔を出す。 『うん!』 夜には太るから食べないと決めていたんだけどケーキと聞いて我慢できるわけがなく、私は満面の笑みでケーキが置いてあるであろうリビングに足を向ける。