どれぐらいたっただろう。 遊んでいた小さい子供たちはいつのまにかいなくなっていて、空の色も青からオレンジ色に変わっていた事に気づく。 ここからの夕日はとても綺麗で思わず見とれてしまう。 スマホで時間を見ると三時間も待っている。 …真綾は、来てはくれないのだろうか? 心がどんどん沈んでいく。 「…愛。」 地面を見つめていると上から声がした。 その声は私が待っていた人の声だった。