もう、行かないもん。

わたしはそう思いその場にしゃがむ。

しばらくして、コツコツと足音が聞こえてきた。

「何やってんだ?」

声をかけられ顔を上げる。

声の主は私に合わせてしゃがむ。

そのひとは、綺麗な顔立ちをしている。

「種田璃依だろ?」

頷く。

「早く生徒会室行くぞ」

手を引かれ私は立ち上がりそのままついて行く。

生徒会長なのかな?

でも、ネクタイ緑だから2年生だよね。

そんなことを考えていたら生徒会室についていた。