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「ありえないっ!!!!ほんっっっっっっっっっとありえない!!」




「うるっさい。静かにして。」



「だって紫乃、そう思わない!?昨日あんだけからかっておいて悩ませて今日これだよ!?」





屋上で叫び中。今日は図書委員の当番がないのでお昼休みに屋上にきてるのだ☆






屋上って久しぶりに来たけど、カップルだらけだね。






そんな中で紫乃に愚痴ってるあたしに向けられるカップルたちの視線なんて無視!!!






なんなら爆ぜろぐらいの目で見返してやんよ!!!!!!






そう思うくらい荒れてるあたしの精神状態やばくない?






「まあまあ舞香落ち着きなって。」





「落ち着いてるし!!」





「どこが。」






冷静に言う紫乃が、玉子焼きを頬張りながら大人しく座れと目で訴えてくる。






手すりに掴まりながら叫びまくって正直息が絶え絶えなんだよ。







「でもさー、それ舞香も悪くない?」




「…なんでよ。」




「恭平くん、嫉妬だよ嫉妬。そろそろ可哀想になってきた。」






え〜?全然紫乃が言ってる意味がわからない。





嫉妬って好きな人とかにするもんでしょ?いわゆるやきもちでしょ?





無理無理。ナイナイ。





アリエナイ。






「いや、ア◯エールでしょ。」





「やめて、そのCMみたいに言うの。」