「…眠。」
「寝不足?昨日遅かったの?」
ボソッとつぶやいた恭平に聞く。
昨日のはからかうためだったと思えばなんでもよすび。
全っ然話しかけれるわ!!
「てか、お前…。」
「…え、何…。」
目を細めて顔を近づけてくる恭平に少し戸惑う。
え、ちょ、あの…近い…。
「……目むくんでる。」
「………………………はあ!!!?」
顔近づけて言った言葉がそれ!!!?
びっくりしすぎて反応遅れたよ!!!?
「うっさいわ!!!ほっとけ!!!」
「イテッ、殴んなって!」
「殴りたくもなるでしょ!?」
イラっとしすぎてスクバで殴ったところを抑える恭平。
もうほんっとありえない!
紫乃に愚痴る!ぜぇーったい愚痴る!!
「恭平のバーカ!」
「バカにバカって言われたくない」
「はっきり言いすぎじゃない!!?」
爆笑しながら逃げる恭平を追いかける。
ちょ、足速いな!!相変わらず!!