「あと、如月もくるんだろ?」
「紫乃?うん、誘うよ。多分来ると思う。来ないとは言わせない。」
「お前…まじで怖えな。」
「聞こえないよ?」
恭平にニコッと微笑めば、スッと目を逸らされる。
人を悪魔みたいに見るな!!!
「あ、そうだ、一ノ瀬くんも来るよ!」
「優紀も?なんで。」
「だってあたしが誘ったもん。」
そう言えば眉間に皺を寄せる恭平。
心なしか声も低くなった様な気が…。
うん、気のせいか☆
さて、用件も伝えたし、帰ろ。
「…てわけでじゃあ、また明日ね〜!」
なんて呑気に言ってさっき来たばっかりの窓に手をかけた瞬間、
「待てよ。」
その腕を強く掴まれた。