「表出やがれこんにゃろうっ!」





「舞香そろそろうるさいよ?クワイエットプリーズ。」







あたしがそう叫んだ途端、にこーっと笑ってきた紫乃。





その笑みに、危機を感じて大人しくなる。





さりげなく英語を入れてきたところでさえ怖い…。







「舞香、どんまいだよ」




「だから佐奈ちゃん心こもってないっー!」





どう考えてもこっち見てないよね!?確実に地図見てたよね!?





ごめんごめん、と謝る言葉でさえ心がこもってないとは一体佐奈ちゃんはあたしをどうしたいんだ…。








「まあまあ良いじゃん?喧嘩するほど仲が良いってやつだよ。」




「何が良いンデスカ?今更言われても全く心こもってるように聞こえないよ?」






うん、だって心込めてないよっ☆って言い出す佐奈ちゃんにお手上げ。





この子はあたしをなんだと思ってるの!?






「恭平と仲が良いなんて認めないよ!?」




「上等だコラ。」




「あ、やべ。隣にいんの忘れてた。」






隣から超黒いオーラが見える!怖!





ニコッと口元は笑ってるくせにめはぜんっぜん笑ってない!





ひい!悪魔だ!悪魔恭平!!