「まじで!?」 有村は思ったよりも喜んでる。 私の言葉をどう受け止めたのかはわからないけど、傷つけなかったみたいなので少し安心した。 「じゃあ、今日一緒に帰ってくんねぇ?」 有村が少し照れくさそうに言った。 また下唇を噛んでる。 恥ずかしい時の癖なのかなぁ。 「別にいいよ」 「まじで!?!?」 私が答えると、有村はさっきよりももっと嬉しそうに言った。