-真人side-


昼休み。今朝コンビニで買ってきた焼きそばパンを一口かじる。うまい。



男が昼に話すことといえば、ゲームかテレビの話か、女の話がほとんど。



あのグラビアアイドルのお尻がいいとか、隣のクラスのあいつはおっぱいがでかいとか。




だけど、俺は最近あまりその話に参加しない。



田中のことばかり見ている。



今日はやけに騒がしいな…



誰にでも言ってる、とかなんとか。



男の話かな、やっぱり田中にも彼氏とかいるのかな…



あの、強く抱きしめたら壊れてしまいそうなぐらい細くて、華奢な体も、誰かのものなのか…



そんな事を考えてたら、突然俺の隣でサンドイッチを食ってた大村が話しかけてきた。


「何お前、田中のことばっか見てんじゃん。好きなの?巨乳にしか興味無いんじゃなかったの??」