「 ゆ、夢ですよね... 」


だって、こんな事あり得ない。
振り返ると後ろが見たことない景色、
いつの間にか来たことのない場所だった、と。


「 い、幾ら何でもこれはリアルすぎ 」


つねった頬はじんじん痛むし。

目を閉じたり開いたりしても一向に夢は覚める気配なし。

これは、現実?

だって、でも、こんなのメルヘン。
目の前の街の景色に唖然とした。