俺の叫び声に

びくっ

と、ハルの身体が跳ねた。



「えっと…」



俺は冷や汗をかきながら、頭の中を整理しようとする。



「俺と、お前が、この部屋で寝るのか?ここで?」


うん、とちいさくうなずくハル。


相変わらずの無表情で何を考えているのかよくわからない。



「い、いっしょひ?」


あ、噛んだ。


「一緒にか?」


言い直すと、ハルの生まれつき細い眉がくくくっと上がって


あ、怒ったな


と、何と無く思った。




「嫌なら廊下で寝る」