「階段登ったらすぐ目の前なのかな?ありがとっ」



さぁ早く荷物をとって優愛の顔をみるんだー!


教室につくとザワザワしていた

盗み聞きするとやはり優愛の話だった


優愛を心配していている声
助けにきた雄大についての声



はぁこの空気はいりにくいな



しかたない!アイドル気分で!


「あのー優愛の机ってどこかな?(ニコッ」


…………え?みんな無反応


「あのー!!!!!」


「「「「「きゃああああああああああ!風さんだ!!!」」」」」



耳がいたい

その中で女の子二人がこっちをみて叫ぶ

「優愛の席はここです!!」



この二人…前にも見たことある

確か優愛の友達の美喜ちゃんと凛ちゃん



「ありがとっ」




俺は優愛の荷物を整理していると机の奥の方から小さな紙がでてきた


不思議に思いながら紙にかいてある文字を読むと



「お、母さんって…」


やばいやばすぎる
優愛はこれをどこで手に入れたのだろうか
多分雄大だろう

携帯を取り出し雄大に電話する


「俺。優愛がお母さんの連絡先知ってるのはなんでだよ」


イライラする
また傷つけるつもりなのか


「前に進むのも大事だ」


俺は隣にあった机をけった


「また優愛が傷つくことになるんだぞ!!!お前の意志だけで動くな。」


「すまない、今度からはそうする」

「わかればいいよ。ごめん怒鳴って」


そういって電話を切った