私が近づいて行くのを、そのネコは怖がって離れようとしていましたが、足がうまく動かずじっとこっちを見ていました。 そんなネコをしっかりと抱き上げて、向こう側の歩道まで連れて行きました。 そのネコは、のんびりとまた歩き始めました。 一安心しながら、私も向こう側の歩道に戻ろうとした時でした。 左からは大きなクラクション。 目の前に飛び込んで来た人に、私はドンッと押されました。