「龍くん!今日ね、ちょっと行きたい店があるんだけど、いいかな?」




それは、いつもの放課後のことでした。




行きつけの店に行って、買い物し終えたあと、いつもならまっすぐ帰るところを、




その時はなんだか、龍くんと少しでも一緒に居たくて




車通りの多い道を回って、遠回りをして帰ろう。と思っていました。




今思えば、これが事の始まりだった…