次の朝、私は将希がいつも家を出る時間に一緒に出た。
「いってきまーす」
一応、お母さんに言ってみた。
いつもは言わないのに。
「あ、これ将希に返しといてくれる?」
玄関までお母さんがあわててくる。
お母さんの手には、子供用の服私の弟が借りてたやつだ。
断る理由もないし、むしろ嬉しいから受け取った。
ガチャ。
あ、将希だ。
「ま、ままさき!」
かんじゃった…
「あー、何?」
「服ありがとう。」
「別に。」
変に意識しちゃうよ~。
「雷愛!」
「へっ?」
いきなり呼ばれてビックリしちゃった。
「一緒に行く?」
嘘…
「うん!」
一緒に行くの何ていつぶりだろう?
でも、嬉しい。
その日みゆも途中居たけど私を見るなり、