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どの位そうしていたんだろう。


「大田…もういいよ」


目を開けると傷だらけの柳葉君、その周りには沢山の人が倒れていた。


「怖い思いさせちゃったな。喧嘩してるとこ、聞いてるの嫌だったろ?」


確かに、殴ってる音とかして怖かったけど…


「柳葉君が無事ならそれでいいや」


本当にそう思う。


「俺がやられるわけないだろ。最強なんだから」




「ふふっ。自意識過剰だよ」