「りな〜! おはよ〜!」 廊下中に響き渡る声。 何も考えなくていつもぼーっとしている親友のななだ。 「相変わらずななは元気いいねー!」 「そんなことないよー!りなが元気ないだけだってば!」 朝からそんな会話をしながらわたしたちは教室に入った。