商店街の雑踏に紛れ3人の主婦が
焼き鳥屋に並んでいた。

ここは焼き鳥で元気を出させるか。

屋台の店主に
「鳥皮1、レバー1、鳥皮は塩で」
店主はあいよと威勢のいい返事をした。

後ろにはうつむいたままの神田がいる。

神田の顔から何か光る雫が垂れた。
泣いているのか?


私はあえて何も言わなかった。