日がくれるころまでかけて、二人はようやく最後の家にたどりつきました。



家のまわりに花がさきほこっていました。



クレアはうっとりと目をほそめています。




トムがかるくドアをたたきます。




すると、中から人がでてきました。




二人は小人のように真夜中に家をまわっているわけではなかったので、




こうして人がでてきてしまうことは、今日ですでに何回かけいけんずみでした。




そういうときはきまって笑顔で、自分たちがこの村に帰ってきたのだということをつたえました。



だから今回もそのつもりでしたが、




家からでてきた人物に、トムはつい、あせってしまいました。