お母さんの健康とひきかえに、体の弱いいもうとが生まれたのでした。




そのことはトムだけでなく、クレア自身もじかくしていたことで、




心のそこでは、兄はきらっているのかもしれない



そんなふうにすらかんがえていました。




じっさい、トムにも少なからずは、そんな気持ちがあったのです。