トムはいままでのことを話します。




話を聞きおえると、まずクララがふきだしました。




「なにがおかしいの」




高らかに笑うクララのよこ、トルルはニヤニヤとしています。




「ねえ、なにがおかしかったの!?」




二人はかまわずにわらいつづけます。




なんだかはずかしくなってきてしまったトム。




ぎゅっと口をむすんで、うつむいてしまいました。




そこでやっとトルルはわらうのをやめます。




クララはこらえてはみるものの、ニヤニヤしてしまうのをかくせません。



「ごめん。あまりにきみがおもしろかったから」



「うん、そうそう」




トルルにつづいてみても、プッとふきだしてしまいます。