「はやくトルルをひきあげてくれよ。」




「う、うん。分かった」



じぶんが小人と話していることをしんじられない




といった顔をしながら、トムはクララの言うとおり
トルルを落としあなからひきあげました。




トルルは所々かすりキズはありましたが、大したケガはしていません。




しかしクララはつづけます。