トムが目をさます、すこし前のことです。




トルクラトルクラ・ルンタッタ




トルクラトルクラ・ルンタッタ




トルルとクララは、歌をうたいながら、トムの家の前までやってきました。




「ねぇ、クララ。この家はたしか…このあいだクッキーをちょうだいした家じゃないか?」




「そうだね。見て、トルル。またクッキーがある。」




ちゅうにうかんでいるクッキーを、二人はふしぎそうにみあげました。




「あ、まってトルル!」



あるき出したトルルを、クララがおいかけます。



「うわぁ!?」




「トルルッ!!」




トルルはトムの作った落としあなに、かかってしまったのです。