「わあ!すてき!」




はなやかになった家のまわり。



うれしそうに家の前でとびまわります。




「おにいちゃん、ありがとう!」




まんめんのえみで言います。




それからというもの、いもうとはよくわらうようになりました。




しだいに、体のちょうしもよくなっていきます。



トムはおもいました。




もしかして、本当は小人さんきてくれていたのかな。




そのときにかぎって、たたくおとをききのがしてしまったのかも。




と。