トムはなにがいけなかったのだろうとかんがえました。




かんがえて、かんがえて。




それでもわかりません。



しごとにむかうとちゅう、むらのひととすれちがいます。




「たしか、あのひとは。」




トムはきづいたのです。



あれは、1週間くらいまえ、




小人がきたのではとうわさされていたおばあさんではありませんか。




おばあさんは、きゅうに生きかえったかのようにわかがえったのです。




むらのひとたちは、小人のおかげなんだとかんがえていました。




「あの、おばあさん!」




トムはおもいきって、おばあさんにこえをかけました。