佐藤さんは私が縦に振ると思ったのか私の方を見なかった。

佐藤さんは話を続けた

「ほら。詩春と俺は付き合っているんだ。ハンカチを渡したらさっさと出て行ってくれ。」

「はい。分かりました。」

健おじさんは出て行った

そんなやりとりをしているうちに本番が近づいてきた

うわ~緊張してきた…

「位置に着いてくださーい」
デレクターさんが言った。

私は…ここね!健おじさんの隣だ!やった!

本番が始まった…