やはり、小鳥のすがたは見えません。



そのかわり、人の足音がします。



「いいからすがたをみせなさいよ!」



力をふりしぼってさけびました。



息もすっかりきれています。



「たった今。きみは、さいごの選択を誤った。」


どこかで小鳥の声がして、少女の意識は遠のきました。