「あ~あ。約束、守ってくれなかったんだね。」


「き、きつねさん!?」



空から声がしました。



あたりを見渡している間に、女の人はどこかにいってしまいました。



「ご、ごめんなさい!」


「だめだよって言ったのに。」



きつねがふたたび、少女の前にあらわれました。