『…キスして欲しい…』


瑞希はフッと微笑んで、キスをしてくれた
若干長めの優しいキス


私から言ったのは、初めて
凄く恥ずかしかったけど、それ以上に、キスをしたかもしれない唇のまま、瑞希を帰したくなかった


モテるのは重々承知だけど、きついな

あの子が好きなのもわかってたけどさ、やっぱ、キスは嫌だよね


でも、もう止めれないくらい瑞希を好きなんだなあ


瑞希が、挨拶もやめるかもと言ってたから、それって話をするってことだよね


本音を言えば話をしてほしくない
というか、傍に寄って欲しくない


でも、これはあの子と瑞希の問題だから…

私があの子に言うのも違うし


あーあ、瑞希が二人いたら…


いやいや、瑞希が二人いても、二人とも渡したくない


それくらい、瑞希が誰かのものになるなんて、絶対嫌だ


嫌だよー