(キーンコーンカーンコーン)

「終わった~」

「健斗部活」

「今日はないらしいぜ?」

「は!?何で!?」

「何でって・・・
 なんか教師の会議らしいぞ」

「はぁ~そんなんで部活潰すんじゃ
 ねぇよクソ!!!」

「怒るな怒るな」

「だってよ~予選大会まで後1ヶ月だぞ」

「そりゃそ~だけど・・・」

「ふざけてんだろ!!!」

「誰がふざけてるって海崎?」

「うわっ先生!?」

「諦めろ。今日は全体で部活中止だ。」

「いいっすよ。じゃぁどっか
 そこら辺で練習しますから」

「たまには休め海崎。お前は野球にばっか
 頑張り過ぎなんだよ。」

「別に俺疲れてないっすから」

「そうは思ってても体は
 疲れてるぞ。だから授業中に寝てるんじゃ
 ないのか?」

「それは授業が暇だからですよ」

「お前なぁ~野球が全てじゃないんだぞ」

「俺は野球だけです」

「神山はどうした?(笑)」

「は!?何で知ってんですか!?」

「俺は何でも知っている♪
 しかもお前は学校一のモテ男だろ?
 知らないヤツはいない」

「はぁ~!?」

「まぁそういうことだ。今日はゆっくり
 休んで明日からまた気合い入れて
 頑張れよ」

「・・・」

 最悪・・・

 イジメだイジメ・・・

 マジで鬼だあのおっさん・・・