「どうしようかな♪」

「う~勇気振り絞って今すごく
 恥ずかしかったのに~」

「俺は言ってって頼んでないけど♪」

 悪いな涙♪
 
 俺はドSなんだよ

 悔しかったら俺を黙らせて
 
 みろよな♪

(チュッ)

「え・・・?」

「龍君が悪い!!!
 我慢出来なかったから自分から
 チューしちゃったんだよ!!!」

 やられた・・・

 まさかそんな攻撃法があったなんて

 涙のヤツだんだん俺の扱い方分かって
 
 きちゃってる気がする・・・

 マズイ・・・

「反則・・・」

「エヘヘ♪」

「お前可愛すぎだから・・・
 次の授業俺ぜってぇ
 上の空になっちまうよ」

「わたし頼んでないもん♪」

 くそ~コイツ

 でも俺は負けない!!!

「へ~そんな事言っていいんだ?
 涙は俺がいなきゃ何も出来ないくせに」

「う・・・」

「じゃぁもう一緒に帰らなくて
 いいんだ?(笑)俺は別にいいけど」

「ヤダ・・・」

「何?何か言ったか?」

「ヤダ・・・一緒に帰って下さい・・・」

「良く出来ました♪」

「う~グスッ・・・ごめんなさい・・・」

「泣くな涙。おいで?」

「もう反抗しません・・・グスッ」

(ギュッ)

「いいよ。俺もイジワルしすぎたな。
 ごめんな涙?」

「・・・グスッ」

「泣くなって♪これからはちゃんと
 キスいっぱいしてやるから
 して欲しい時はいつでも言って
 いいからな?」

「本当・・・?もうイジワルしない?」

「あ~約束するよ」

「指きりげんまん・・・」

「はいはい(笑)お前は幼稚園生か」

 可愛いな・・・指きりげんまんって

 久しぶりに聞いたよ

「「ゆ~びき~りげんまん
  嘘つ~いたら針千本の~ます
  ゆ~びきった」」

 子供あやしてるみてぇ俺♪

「エヘヘ♪龍君温かい」

「そうか?」

「うん。それに・・・龍君の匂い♪
 この匂い好き♪落ち着く」

「俺も涙の匂い好きだよ。
 甘いようななんか俺この匂い
 好きなんだよな♪」

「本当?」